医療に関する業界の専門用語等、意味をわかりやすいように解説した用語集・辞典です。内科・小児科等の病院に関する用語について紹介しています。ご自由にお役立て下さい。
脂質異常症というのは、血液中の脂質、具体的にはコレステロールや中性脂肪(代表的なものはトリグリセリド)が、多過ぎる病気のことです。
血液の中には、ある程度の量のコレステロールや中性脂肪などの脂肪成分(脂質)があるのが普通ですが、その量が増えすぎてしまうと、高脂血症(脂質異常症)であるとされます。
高脂血症は自覚症状がないので、検査で指摘されてもあまり重く考えずに放置してしまう方もいます。
しかし、それは大きな間違いです。高脂血症の状態が長く続くと、血管に異常が起こり、脳卒中、狭心症、心筋梗塞などになる確率が高くなってしまいます。