医療に関する業界の専門用語等、意味をわかりやすいように解説した用語集・辞典です。内科・小児科等の病院に関する用語について紹介しています。ご自由にお役立て下さい。
通常「かぜ」と呼んでいる病気の正式な病名は「かぜ症候群」と言われる病気です。
「普通感冒」「インフルエンザ(流行性)感冒」「咽頭炎」「気管支炎」など主に上気道(空気の通り道)の急性の炎症を指します。
かぜ症候群の原因の80~90%はウイルスの感染で、他には寒さ・アレルギー・細菌感染などが挙げられます。
普通感冒とは「鼻かぜ」や「のどかぜ」のことで、潜伏期間はおおよそ5~6日。「ライノウイルス」、「アデノウイルス」、「RSウイルス」などのウイルスによって引き起こされます。症状としてはくしゃみ、鼻みず、鼻づまり、のどのいがらっぽさなど、鼻やのどの粘膜の異常が顕著にみられます。
鼻みずは症状が進むにつれて、サラサラした「水様」から粘り気のある「粘液性」へと移行していきます。発熱はあっても微熱程度で、頭痛や全身倦怠感など全身症状があっても軽いのが特徴です。