膠原病内科は膠原病と呼ばれる臓器に炎症を起こす病気を専門とする科ですが、膠原病はひとつの病名ではなく、感染症や腎臓病のように様々な疾患の総称です。
膠原病内科は他の科と連携しながら総合的に診療を進めることが多く、内科では呼吸器内科や腎臓内科、脳神経内科、血液内科などそれぞれの分野で受診する可能性があります。
膠原病が最初に侵された臓器により、どの科で診るかが変わります。皮疹があれば皮膚科、関節痛があれば整形外科、息苦しければ呼吸器内科、蛋白尿なら腎臓内科のように、複数の医師が診療することになります。
膠原病全般に共通する症状のひとつとして、全身の関節の痛みであるリウマチ性疾患があります。そのため内科ではなく、整形外科やリウマチ科といった外科で診療することが多いと言われております。
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