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総合内科の役割とあなたの症状に最適な専門内科の見つけ方

更新日2024.02.16

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▼ 内科とは
人体の内部器官の病気を診断・治療する医学の専門分野のこと

内科は内臓の疾患を扱う臨床医学の一部です。外科的手法を用いず、主に薬を使用して治療を行う医療になります。外科手術を主とする外科とは異なり、内科では主に薬物治療や生活習慣の改善など非外科的な方法で患者を治療します。

風邪や腹痛、頭痛、ちょっとした切り傷など、頻度の高いありふれた病気やけがは内科の医師が治療しますが、ときには思わぬ原因で引き起こされている病気やけがも少なくありません。
他の診療科で診察を受けるべきと判断した場合は、その専門科に紹介するのも内科の重要な務めです。

内科は消化器内科をはじめ、呼吸器内科、循環器内科、神経内科、血液内科、腎臓内科、内分泌内科など数多くの専門に分化しています。最近はこうした専門分化による弊害も目立ってきたことから、内科としての役割が大きく見直され、あらためて本来の内科を受けもつ総合診療部(科)などの看板を掲げる総合病院や大学病院が徐々に増えてきております。

このように、内科は様々な病気や症状に対応できる幅広い知識と専門性を持つ医学の基盤となる分野です。

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▼症状別の専門内科一覧
頭の症状 循環器内科:めまい、意識がなくなる、他にも胸・動悸・脈・足の異常に対応
神経内科:しびれやめまい、歩きにくい、ふらつく、しゃべりにくい、ものが二重にみえる、頭痛、かってに手足や体が動いてしまう、ものわすれ、意識障害
鼻・喉の症状 呼吸器内科:せき、たん、発熱、息切れ、喘鳴(ヒューヒュー、ゼイゼイ)、胸痛、血痰、肺癌
内分泌内科:甲状腺が腫れている、他にも尿・血糖値の異常に対応
感染症内科:不明熱、薬が思うように効かない
胸(肺)の症状 呼吸器内科:せき、たん、発熱、息切れ、喘鳴(ヒューヒュー、ゼイゼイ)、胸痛、血痰、肺癌
循環器内科:胸や背中の痛み、苦しい、息切れ、息苦しい、他にもめまい・動悸・脈・足の異常に対応
胃の症状 胃腸内科内視鏡内科:胃の痛み、胸の痛み、胸やけ、呑酸(どんさん)、げっぷ、のどのつかえ、のどの違和感、胃のもたれ、膨満感、食欲不振、おう吐、腹痛、便秘、下痢、下血
消化器内科:胸焼けがする、食物がつかえる、食欲がない、すぐ満腹になってしまい食事があまり食べられない、吐き気がする、吐く、胃がもたれる、他にもお腹の不調や、便の異常にも対応
心臓の症状 循環器内科:胸や背中の痛み、苦しい、動悸、脈が速い、脈が遅い、脈がとぎれる、脈が飛ぶ、、他にもめまい・動悸・足の異常に対応
お腹の症状 消化器内科:お腹が痛い(腹痛)、お腹がむかむかする、お腹が膨れる、他にも胃の不調や、便の異常にも対応
お尻の症状 肛門内科:肛門の痛み、かゆみ、出血、脱肛、残便感、違和感
便の症状 内分泌内科:尿量が多い、尿量が少ない、尿がでない、血尿がでる、蛋白尿がでる、口が渇く、体重が重い、痩せている、乳汁が分泌される、甲状腺が腫れている、尿に糖がでる、血糖が高い、血糖が低い
人工透析内科腎臓内科:尿が減ってむくみが出る、呼吸が苦しくなる、尿が出にくい、食欲の低下など、腎臓病・腎不全がある
内視鏡内科:血便が出る、便秘気味、便が細くなった、下痢や便秘を繰り返す、原因不明の腹痛が続く、親族で大腸がんの方がいる、検診で便鮮血陽性・大腸ポリープと言われた
性器の症状 感染症内科性感染症内科:HIV、梅毒等の疑い
性感染症内科:性器周辺の痛みやかゆみ、性器周辺の皮膚の異変、尿道のかゆみや排尿痛、尿道からの膿、喉や口周辺の痛みや腫れ、できもの、、分泌物の変化、性器周辺・太もものリンパ・肛門周辺・手指・口唇などのしこりや腫れ、発熱、咽頭炎、倦怠感、筋肉痛、嘔気、黄疸などの全身症状
その他の症状 消化器内科:血を吐いた、体重が減っている、体が黄色くなる、熱がある、体がだるい、他にも胃の不調や、お腹の不調、便の異常にも対応
循環器内科:めまい、意識がなくなる、足がはれる、足のむくみ、足のだるさ・痛み、他にも胸・動悸・脈・足の異常に対応
糖尿病内科:糖尿病や生活習慣病 ( 高血圧・脂質異常・痛風・肥満症など )
神経内科:しびれやめまい、うまく力がはいらない、歩きにくい、ふらつく、つっぱる、ひきつけ、むせ、しゃべりにくい、ものが二重にみえる、頭痛、かってに手足や体が動いてしまう、ものわすれ、意識障害
肝臓内科:全身の倦怠感、黄疸、手掌紅斑、クモ状血管腫、女性化乳房、腹水、浮腫、吐血、肝性脳症
血液内科:白血球が多い・少ない、赤血球が多い・少ない、血小板が多い・少ない、リンパ節の腫大、脾臓の腫大、出血しやすい、血が止まりにくい、連日著明な寝汗をかく、造血幹細胞移植が必要と言われた
子供の症状 小児科・小児内科:子供の病気全般。風邪をはじめ、感冒、インフルエンザ、A群溶連菌感染症、感染性胃腸炎、手足口病、突発性発疹、麻疹、風疹、流行性耳下腺炎などの感染症、気管支喘息、各種予防接種など
痛みの症状 ペインクリニック内科:慢性頭痛、三叉神経痛、神経麻痺、舌痛症、肩コリ、四十肩・五十肩、肩関節症、頸椎椎間板ヘルニア、頸椎症、頸肩腕症候群、背中、胸の痛み、肋間神経痛、腰椎椎間板ヘルニア、ぎっくり腰、変形性せきつい症、腰部脊椎管狭窄症、変形性膝関節症、帯状疱疹後神経痛、自律神経失調症などの痛み

他にも、

  • 漢方内科:自然界に存在する天然の生薬を用いて、人が持っている本来の健全な身体機能を取り戻し、自然治癒力の向上をはかる医療
  • 感染症内科:渡航ワクチン、狂犬病、髄膜炎菌、チフス、コレラ、日本脳炎、破傷風、不活化ポリオ、A型肝炎、B 型肝炎、肺炎球菌、麻疹、風疹、水痘、おたふくかぜ などのワクチン接種
  • 人間ドック:定期的に身体の総合的な精密検査を行い、「自覚症状のない病気」や「将来的に引き起こす恐れがある疾患や臓器の異常」などを早期に発見し、医師の診断に基づいた早期治療・予防を行う
  • 予防接種:感染症の発生・流行の予防のため、毒性を弱めた病原体などを抗原として体内に注入し、長期間の免疫をつくる

などの内科があります。

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