胃潰瘍の種類には、慢性型と急性型とがあります。(→急性胃潰瘍について)
急性胃潰瘍とは異なり、慢性胃潰瘍の原因はピロリ菌にある場合が多いとされています。胃や背中などに慢性的に痛みが発生するようになり、空腹時や睡眠中にもよく症状に気付くことがあります。
慢性胃潰瘍の9割はピロリ菌が原因という事実もありますが、ピロリ菌に感染している人の全てが胃潰瘍になるわけではありません。
実際、ピロリ菌に感染していても、慢性胃潰瘍を発症するのは3%程度だといわれています。いずれにしても、胃潰瘍は再発しやすい病気ですから、ピロリ菌を保有しているとわかったら早めに除菌してもらうことです。