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医療に関する専門用語を解説した用語辞典です。

軟性下疳(なんせいげかん)

  • 軟性下疳とは、軟性下疳菌という菌によって起こる性病の一種。
  • 性器に豆粒程のコブができ、つぶれると強く痛む。
  • 現在、海外での感染がほとんどで、日本国内での感染は少ない。

軟性下疳は男女ともに、性器に豆粒程のコブができ、つぶれて痛みの強い潰瘍になります。股間部のリンパ節に膿がたまり、腫れてきます。感染後比較的早く痛みなどの自覚症状が出るため、自分が感染する前に病気に気づく場合がほとんどです。
軟性下疳の潜伏期間は、数日〜1週間と比較的早く症状が表れてきます。症状として男女ともに性器部に豆粒ぐらいのコブを形成し、痛みを伴います。 コブが拡大して潰瘍になり、患部には強い痛みが表れます。初期状態のコブも軽く引っかく程度でつぶれやすいです。悪化するとつぶれた患部同士が広がり潰瘍がどんどん拡大していきます。

【女性の主な症状】
陰唇や腟前庭に、大豆くらいの大きさの潰瘍が数個発生する。

【男性の主な症状】
ペニスの冠状溝、亀頭溝付近や包皮の内側に、大豆くらいの大きさの潰瘍が数個発生する。