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薬剤師はなぜ人気なのか?天職?転職も可能?!

更新日2023.02.13

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高校生がなりたい職業ランキングの上位には、病院や薬局などで薬の管理・調剤を行う薬剤師が毎年入っております。薬剤師が人気の理由は?他の職業にはないメリットがあるの?

ここでは、薬剤師がなぜ人気の職業なのかを説明しています。

Contents

▼ 薬剤師の仕事とは?

調剤・医薬品の供給・その他薬事衛生を司る医療従事者のこと
薬剤師の仕事とは?

一般的にイメージされる薬剤師は、患者に薬を用意したり、薬の効果や飲み方の説明をしたりする仕事と言われております。

しかし、薬のエキスパートである薬剤師は、医師からの処方箋内容について発行した医師に問い合わせる一面もあります。これを疑義照会(ぎぎしょうかい)と言いますが、処方箋の内容に疑わしいところがあれば、医師に確認する業務もあります。

このように薬剤師は、皆さんの健康をサポートする重要な仕事を担っております。

実は仕事内容が多い薬剤師

実は仕事内容が多い薬剤師

薬剤師は、薬の調剤・服薬指導・薬歴管理と薬に関する仕事を受け持ちますが、勤務場所により仕事内容は多種多様です。

医薬品の販売・管理や医薬品の研究開発、学校での環境衛生管理など求められる仕事が多いのが薬剤師です。

調剤薬局の薬剤師

調剤薬局の薬剤師

調剤薬局の薬剤師とは、保険調剤を取り扱える薬局で働く薬剤師のことです。

調剤薬局には、病院内外やクリニック内外のほか、医療機関を限定せずに広く処方箋に対応するかかりつけ薬局などがあります。

ドラッグストアと混同することがありますが、ドラッグストアは調剤を行わずに一般用医薬品を販売します。ただし近年では院外に処方箋を出す病院が増えてきたため、薬局として薬剤師が常駐しているところも増加しております。

病院・診療所の薬剤師

病院・診療所に勤務する薬剤師は、薬の調剤から注射薬や点滴の調製・管理、適切な薬の処方指導、臨床検査などを行います。

また、薬の在庫管理・品質管理も行います。薬を有効かつ安全に処方するために、患者さんの健康管理や体調管理を行い、個々に適した投与量や投与方法を決定する役割があります。

製薬会社の薬剤師

製薬会社の薬剤師の主な仕事は、薬の開発や品質管理、薬に関する情報収集から他の薬剤師や医師への情報提供などです。

製薬会社によっては化粧品を扱うところもありますが、化粧品は薬事法で取り扱いを規制されており、化粧品の商品開発などでは、薬剤師の知識が活かされる場でもあります。

医薬品卸の薬剤師

医薬品卸の薬剤師は、病院や薬局への薬の販売が主な仕事になります。薬の保管・管理から、医薬品の情報提供や、病院・薬局からの問い合わせ対応なども対応します。

行政薬剤師

行政薬剤師とは、国・県庁・保健所など各行政機関で働く薬剤師のことです。

主に薬事監視員としての仕事になります。医薬品等の表示・保管・適正使用について調査を行うことや、薬剤師国家試験の改定や問題作成なども行います。

警察や自衛隊の仕事場では、麻薬取締官や自衛隊薬務官として働くこともあります。

災害時の薬剤師

災害時の薬剤師は、災害時に避難所や救護所での医療チームに配属して医療活動を積極的に行います。

災害時ではカルテや薬歴等がない場合が多く、混乱した状況下で患者さんの使っていた薬の割り出しが、薬剤師としての職能を最大限発揮される場になります。

学校の薬剤師

学校の薬剤師は、主に教育委員会等から委任されて、小中学校や高等学校で学校保健の仕事をします。

また学校の衛生管理、プール水や水道の検査、教室の衛生環境等の検査を定期的に行い、検査結果を必要に応じて学校に指導・助言します。

他にも児童に対して、正しい薬の服用方法や違法薬物、煙草などの依存症による授業を行うこともあります。

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▼ 薬剤師の現状と将来性

薬剤師の現状と将来性

薬剤師として必要な教育課程を履修し国家試験に合格される方は、毎年増加傾向にあります。現状では需要の多い薬剤師ですが、今後は供給が増え過剰になると言われております。

欧米では現在、薬剤師の助手的な存在としてピッキングや薬剤の調製、事務的な業務などを行うテクニシャンと呼ばれるスタッフが存在しております。
日本ではまだこの制度はありませんが、今後はこの制度を導入することも検討されております。

将来的には薬剤師の数は減少してくると言われておりますが、地域によっては薬剤師が不足しているところもあります。患者さんの健康を総合的にサポートする健康サポート薬局制度や漢方やハーブなど、今後の薬剤師は多方面での活躍が求められるでしょう。

ファルマスタッフは医療業界の求人にも特化

現在は薬剤師の求職状況が大きく変化しており、最新の情報を入手できる機会を得る意味でも専門のコンサルタントに聞くことが推奨されております。

▼ 他職との比較・薬剤師のメリット

薬剤師の現状と将来性

薬剤師の仕事は幅広く、仕事をされている方は天職と言っても過言ではありません。

薬剤師に憧れを抱く方も多いと言いますが、薬剤師は国家資格を取得した人しか就くことができない職業です。

一般的な企業への就職と違い、国家資格が必要となります。また医療現場を支える責任重大な仕事のため、高収入のところが多いと言われております。

薬剤師は収入面でのメリットのほか、地域医療へ貢献や多種多様の仕事内容があるため、就職先には困らないとも言われております。

他職にはないメリットの多い薬剤師は、求人倍率が非常に高い人気の職業です。
簡単になれる職業ではなからこそ見返りも大きい職業だと言えます。

▼ まとめ

まとめ

薬剤師になるためには大前提として国家試験合格があります。薬剤師は様々な分野で活躍の場が用意されているため、仕事の幅もある万能な職業と言っても過言ではありません。

例えば自分が目指している製薬会社での薬の研究が叶わず、調剤薬局や病院でも働く場がなかった場合でも、薬剤師は全国どこでもどの地域でも必要とされているため、少し郊外へ出れば見つかる可能性が高まります。

また薬剤師の資格が活かせる場は、薬局や病院だけではないため異業種への挑戦を考えるのであれば、求人にも強い専門のコンサルタントに聞くことが成功させる一番の近道ですので、確認しておくと良いでしょう。