マイコプラズマ肺炎は、一般的に子どもに多い病気ですが、近年では成人の感染報告が急増しております。特に今年(2024年)は、過去10年で最も多い感染者数が報告されており、成人でも注意が必要な状況です。
マイコプラズマ肺炎は、発熱や咳、喉の痛みなど一般には風邪と類似した症状がみられます。呼吸困難や長期の倦怠感なども加わり、症状が長引く場合はマイコプラズマ肺炎の可能性が疑われます。
ここではマイコプラズマ肺炎の症状と治療法を中心に知りたい情報やポイントを紹介しています。
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▼ マイコプラズマ肺炎とは?
マイコプラズマ肺炎は、風邪やインフルエンザのような軽い症状から始まりますが、進行してしまうと肺炎に至ることがあります。マイコプラズマ肺炎の特徴は咳が長引くことに加え、通常は発熱や喉の痛み、頭痛といった症状も見られます。また通常の細菌性肺炎に比べて、痰が少ない乾いた咳が特徴です。
子どもと成人の症状の出方の違い
マイコプラズマ肺炎の症状は、子どもと成人で症状の出方に大きな差はありませんが、成人では、より強い全身症状や呼吸困難、胸痛を伴うことがあります。子どもの場合は咳が主症状となり、比較的軽度な症状であることが多いです。
成人のマイコプラズマ肺炎は重症化するリスクが高いと言われており、治療を遅らせると長引く傾向があります。
マイコプラズマ肺炎とマイコプラズマ感染の違い
マイコプラズマ肺炎とマイコプラズマ感染は、どちらもマイコプラズマという細菌が原因ですが、その原因菌や感染範囲、症状の重さには明確な違いがあります。
マイコプラズマ肺炎 | |
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定義 | マイコプラズマが肺にまで及び、炎症を引き起こして肺炎の状態になることです。通常、咳や発熱が長引き、呼吸困難などの重い症状を伴います。 |
原因菌 | 肺炎マイコプラズマ(マイコプラズマ・ニューモニエ)と言われる病原体 |
感染経路 | 飛沫感染・接触感染 |
重症化 |
あまり重症となることは少なく、稀に呼吸不全に陥ることがあります。 |
マイコプラズマ感染 | |
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定義 | マイコプラズマが体内に入り、感染を引き起こした状態を指します。感染場所は肺に限らず、呼吸器全般や場合によっては泌尿器などにも影響を及ぼすことがあります。 |
原因菌 | マイコプラズマ・ホミニス、マイコプラズマ・ジェニタリウム |
感染経路 | 感染者の体液や粘膜が非感染者の粘膜に接触することで感染 |
重症化 |
一般にマイコプラズマ性病とも呼ばれており、不妊症の原因になることがあります。 |
▼ マイコプラズマ肺炎の主な症状
初期症状
マイコプラズマ肺炎の初期症状は、風邪に似た軽い症状から始まります。主な初期症状は下記の通りです。
乾いた咳 | |
一般的で最も特徴的な症状です。軽く乾いた咳(痰がほとんど出ない咳)が続き、時間が経つにつれて悪化していきます。 |
発熱 | |
最初に微熱からはじまり、次第に38℃以上の高熱になることがあります。発熱は1週間程度続くことがあり、倦怠感と合わせて身体を動かすことが辛くなることがあります。 |
喉の痛み | |
喉の痛みや違和感が現れることがあり、咳と合わせて風邪のように見えることが多いです。喉の奥が熱くなり、痛みを強く感じてしまうこともあります。 |
全身の倦怠感 | |
身体がだるく感じ、全身の倦怠感を訴えることがあります。この倦怠感が発熱と共に現れる場合が多く、起き上がることも困難な場合があります。 |
頭痛 | |
軽度の頭痛が伴うこともありますが、重症の頭痛には至らないことが多いです。頭痛は個人差があり、全く頭痛を感じない方もおります。 |
これらの初期症状は、通常の風邪やインフルエンザと類似しているため、初期段階ではマイコプラズマ肺炎と診断することは困難です。まずはインフルエンザ、あるいはコロナウイルスの疑いがないかを抗原検査等で判断する場合があります。
インフルエンザやコロナウイルスの疑いがなく、症状が悪化する場合は、すぐに医療機関を受診し適切な検査を受けることが重要です。
進行後の症状
一般的にマイコプラズマ肺炎は軽度であれば、免疫力の高い人なら自然治癒することもありますが、通常は適切な治療が必要です。重症化した場合の主な症状は下記の通りです。
咳の悪化 | |
初期に乾いた咳が続きますが、進行すると咳がさらに強くなり、激しい咳や痰を伴うこともあります。咳が何週間も続いてしまい肺炎を患う場合があります。 |
高熱 | |
発熱が38℃以上に達し、長期間この状態が続くことがあります。成人は特に高熱が出る傾向があり、40℃に達することもあると言われております。 |
呼吸困難 | |
肺炎が進行すると息切れや呼吸困難が現れることがあります。重症化すると安静時でも呼吸が苦しくなり、咳こんだときに呼吸に支障の出るおそれがあります。 |
全身の倦怠感と全身の痛み | |
全身の強い倦怠感や筋肉痛が現れることがあります。呼吸時の胸の痛みや咳による全身の痛みから肺機能に長期的な影響を与える可能性もあります。 |
頭痛や関節痛 | |
進行した場合、強い頭痛や関節の痛みを伴うことがあります。これらの症状はインフルエンザに似ており、全身に影響を与えることがあります。 |
ただの風邪だと自己判断をして、自然治癒に頼ると後に取り返しのつかない状況になることがあります。特に呼吸器系が弱い人や、持病がある人にとっては、放置することはとても危険な行為です。手遅れになる前に医師の診断は早めに行うようにしましょう。
▼ マイコプラズマ肺炎の治療法
マイコプラズマ肺炎の治療は抗生物質を中心に行われます。具体的には、マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン、クラリスロマイシンなど)が処方されます。
これらの抗生物質はマイコプラズマ菌に効果があるため、症状の改善が期待できます。特に子どもや高齢者には副作用が少なく、比較的安全に使用できる薬です。
抗生物質に耐性のある成人の方や重症化してしまった方には、テトラサイクリン系(ドキシサイクリン)やニューキノロン系抗生物質(レボフロキサシンなど)を処方する場合があります。
自宅でのケアとしては、十分な休息と水分補給が重要です。
抗生物質でも症状が改善しない場合には、再度医療機関を受診しましょう。
▼ マイコプラズマ肺炎の予防法
マイコプラズマ肺炎の予防には、インフルエンザやコロナウイルスでも行った感染症対策が有効です。
手洗いと咳エチケットを徹底することは感染拡大を避けるためにも重要な行為です。マイコプラズマ肺炎は飛沫感染するため、手洗いやアルコール消毒によって、口や鼻に触れる前にウイルスを除去することが効果的です。
また咳やくしゃみをする際には、マスクを着用するか手ではなく肘やティッシュで口を覆い、飛沫を広げないようにしましょう。さらに密集した場所を避けることが感染予防につながります。
体調管理や免疫力を上げることも予防には重要です。十分な睡眠やバランスの取れた食事を通じて免疫力を高めることで、感染リスクを低減することができます。またマイコプラズマには予防接種がないため、日々の生活習慣での感染予防が一層重要となります。
▼ まとめ
マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマという細菌が原因で発症する肺炎です。主に飛沫感染や接触感染により広がるため、風邪に似た初期症状が現れた場合は注意が必要です。
体調管理や免疫力を上げておけば、マイコプラズマ肺炎は自然治癒で治ることもありますが、診断が非常に困難であるため、早めに医療機関を受診し、適切な治療を行うことを推奨いたします。