BCGの予防接種

BCGの予防接種
▼BCGワクチンとは
結核を予防するためのワクチンのこと
BCGワクチンとは

Bacille Calmette-Guerin(カルメット・ゲラン菌)の頭文字を取り、BCGと表記します。
結核は、結核菌という細菌が体内に入り、発症する感染症です。古くは第二次世界大戦のころに、東欧諸国を中心に蔓延しました。これを機に、BCGワクチン接種を積極的に行い、結核用の予防ワクチンとしてBCGが普及するようになりました。

BCGワクチンの予防接種は、平成24年度まで生後6ヵ月までの幼児期に接種することとなっていましたが、平成25年度以降は、生後1歳に至るまでの間に接種することに変更されました。

予防接種時期の変更理由は、髄膜炎などの乳幼児の結核が減少した一方で、BCGによる骨炎の副反応報告が増えてきたからと考えられています。

▼予防効果と副反応
予防効果と副反応

BCGワクチンは、他のワクチンとは異なり、細菌を殺菌または死菌させるためのものではありません。弱毒性の微生物を体内に定着させることで、微生物が結核菌を撃退するというものです。

この弱毒性の微生物は、効果が半永久的に持続します。

ポイント

接種時期は、生後1年未満ですが、長期入院や、やむを得ず接種できない理由の場合には、接種できない事情が解消されてから2年を経過するまでであれば、定期接種の対象となります。

BCG弱毒生ワクチンは、予防接種をすることの利点がありますが、稀に副反応が表れることもあります。

軽度の場合 リンパ節の腫れや局所・全身の皮膚症状や発熱
重度の場合 骨髄炎や全身性の結核性膿瘍や結核性潰瘍・アナフィラキシーなど

また、BCGワクチンを接種してから2週間くらい経つと、接種箇所のまわりが化膿して、かさぶたを作ることがあります。この症状は一般的にみられるものであり、接種後の5~6週頃に最も強く見られます。

通常は、接種した場所を清潔に保つことでこれらの症状は治りますが、数ヶ月以上化膿が続く場合や、針の痕が互いに癒合して大きな潰瘍になる場合には、治療が必要な場合がありますので、医療機関に相談して下さい。

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